112.11 カラーマップ (colormap)

書式:


    set colormap new <colormap-name>
    set colormap <colormap-name> range [<min>:<max>]
    show colormaps

set colormap new <name> は、カラーマップ配列 <name> を作成し、現在の パレット設定をそれに書き出します。この保存したカラーマップは、32bit の ARGB カラー値の配列としてのさらなる操作も可能ですし、その後の plot で 名前を指定して使用することもできます。

以下は、暗い赤から白へ連続するパレットを生成し、それを 'Reds' という名 前のカラーパレット配列に保存し、カラーマップのすべてのエントリを少しだ け透明化する例です。この名前付きカラーマップは、後で pm3d 曲面に色付け するのに使っています。名前付きカラーマップのアルファチャンネル値は、 ARGB 線属性に従う、すなわち 0 が不透明、0xff が完全な透明であることに 注意してください。


    set palette defined (0 "dark-red", 1 "white")
    set colormap new Reds
    do for [i=1:|Reds|] { Reds[i] = Reds[i] | 0x3F000000 }
    splot func(x,y) with pm3d fillcolor palette Reds

z の値からこのカラーマップへの写像は、端の値に対応する z の最小値と最 大値を指定することで調整できます。例:


    set colormap Reds range [0:10]

範囲を設定しない場合、あるいは最小値と最大値が同じ値の場合は、現在の cbrange の限界値を使用します。以下参照: set cbrange (112.153)

カラーマップは、長方形領域をグラデーション塗りするのにも使えます。 以下参照: pixmap colormap (112.70.1)

竹野茂治@新潟工科大学
2023-11-28