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CGM のフォント (font)

CGM (Computer Graphics Metafile) ファイルの最初の部分、メタファイルの 記述部分には、フォントリスト (font table) が含まれています。画像の本体 部では、フォントはこのリストにある番号で指定されます。デフォルトではこ のドライバは以下の 35 個のフォントリストを生成し、さらにこのリストの Helvetica, Times, Courier の各フォントの italicoblique で置き換えたもの、およびその逆による 6 つの追加のフォントが含まれます (Microsoft Office と Corel Draw CGM の import フィルタは italicoblique を同じものとして扱うからです)。

CGM fonts
HelveticaHershey/Cartographic_Roman
Helvetica BoldHershey/Cartographic_Greek
Helvetica ObliqueHershey/Simplex_Roman
Helvetica Bold ObliqueHershey/Simplex_Greek
Times RomanHershey/Simplex_Script
Times BoldHershey/Complex_Roman
Times ItalicHershey/Complex_Greek
Times Bold ItalicHershey/Complex_Italic
CourierHershey/Complex_Cyrillic
Courier BoldHershey/Duplex_Roman
Courier ObliqueHershey/Triplex_Roman
Courier Bold ObliqueHershey/Triplex_Italic
SymbolHershey/Gothic_German
ZapfDingbatsHershey/Gothic_English
ScriptHershey/Gothic_Italian
15Hershey/Symbol_Set_1
Hershey/Symbol_Set_2
Hershey/Symbol_Math

これらのフォントの最初の 13 個は WebCGM で要求されているものです。 Microsoft Office の CGM import フィルタはその 13 個の標準フォントと 'ZapfDingbats' と 'Script' をサポートしています。しかし、そのスクリプ ト (script) フォントは '15' という名前でしかアクセスできません。 Microsoft の import フィルタの font の置き換えに関するより詳しい情報に ついては、

  C:\Program Files\Microsoft Office\Office\Cgmimp32.hlp

のヘルプファイル、または

  C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Grphflt\Cgmimp32.cfg

の設定ファイルなどをチェックしてください。

set term コマンドでデフォルトのフォントリストにないフォント名を指定 することも可能です。その場合、その指定したフォントが最初に現われる新 しいフォントリストが作られます。そのフォント名に関して、スペル、単語 の先頭の大文字化やどこにスペースが入るかなどが、作られる CGM ファイル を読むアプリケーションにとって適切なものであるかをちゃんと確認する必要 があります。(gnuplot と任意の MIL-D-28003A 準拠アプリケーションは、フ ォント名の大文字小文字の違いは無視します。) 新しいフォントをいくつも追 加したい場合は、set term コマンドを繰り返し使用してください。

例:

      set terminal cgm 'Old English'
      set terminal cgm 'Tengwar'
      set terminal cgm 'Arabic'
      set output 'myfile.cgm'
      plot ...
      set output

set label コマンドでは新しいフォントを導入することはできません。