89.56.3 円 (circle)

書式:
   set object <index> circle {at|center} <position> size <radius>
       {arc [<begin>:<end>]}
       {<other-object-properties>}

円の位置は、中心を指定し、その後ろに半径を指定します。キーワード atcenter は同じ意味です。その位置と半径には、x 軸の座標、グラフ領域 内の相対座標 (graph)、スクリーン座標 (screen) のいずれかを使用でき ます (以下参照: coordinates (12))。3 次元グラフの円には、軸座標かスクリー ン座標のいずれかを使う必要があります。 そのいずれの場合でも、半径は軸、グラフ、スクリーンの水平方向の縮尺に対 して計られ、水平方向と垂直方向の縮尺にずれがあっても、結果が常に正しく 円になるように直されます。円をグラフの座標で描きたい (つまり水平軸と垂 直軸のスケールが違う場合にはそれが楕円として表示されるようにしたい) 場 合は、代わりに set object ellipse を使ってください。

デフォルトでは、完全な円が描画されます。オプションの arc に開始角と 終了角を度を単位として指定すると円弧を描画します。円弧は、常に反時計回 りに描かれます。

以下も参照: set object ellipse (89.56.2)

竹野茂治@新潟工科大学
2017年8月23日