87.73 曲面描画 (surface)

コマンド set surface は 3 次元描画 (splot) にのみ関係します。

書式:

     set surface {implicit|explicit}
     unset surface
     show surface

unset surface により splot は、関数やデータファイルの点に対するど んな点や線も描かなくなります。これは主に、等高線を作る曲面を描く代わり に等高線のみを描く場合に有用です。その場合でも set contour の設定に よりますが、曲面上に等高線が描かれます。他のものは通常のままで、ある一 つの関数やデータファイルの曲面のみをオフにするには、splot コマンド上 でキーワード nosurface を指定してください。等高線を格子の土台に表示 したい場合は unset surface; set contour base という組が便利でしょう。 以下も参照: set contour (87.16)

3 次元データの組が網目 (格子線) と認識されると、gnuplot はデフォルトで は格子曲面を要求しているものとして、暗黙に with lines の描画スタイル を用います。以下参照: grid_data (89.2)。コマンド set surface explicit は この機能を抑制し、入力ファイルの分離されたデータブロックで記述される孤 立線のみを描画します。この場合でも、splot で明示的に with surface と すれば格子曲面が描画されます。

竹野茂治@新潟工科大学
2015年1月5日