81.54.7 Postscript

postscript ファイルのサイズを小さくする目的で、灰色の輝度値、そして全 てではないいくつかの計算された RGB の輝度値がそのファイル中に書かれま す。成分関数は postscript 言語で直接コード化され、pm3d の描画の直前に ヘッダとしておかれます。/g や /cF の定義を参照してください。通常その定 義をその中に書くことは、3 つの式のみが使われる場合に意味を持ちます。し かし、multiplot やその他の理由で postscript ファイル中のその変換関数を 直接手で編集したいと思うかも知れません。これがデフォルトのオプション nops_allcF です。オプション ps_allcF を使うと、全ての公式の定義が postscript ファイル中に書かれます。一つのグラフ中で、異なる曲面に異な るパレットを持たせたいという目的で postscript ファイルを編集したい場合 に、このオプションに関心を持つでしょう。その機能は、originsize を固定して multiplot を使うことで実現できるでしょう。

pm3d 色地図が、格子状、あるいはほぼ規則正しいデータから postscript フ ァイルとして描画された場合、gnuplot と同時に配布される awk スクリプト pm3dCompress.awk を使うことで、この postscript ファイルのサイズをほ ぼ 50% 位まで小さくすることができます。このファイルを文書に取り込む場 合、あるいは低速のプリンタに大きなファイルを印刷する前などに、この機能 に関心を持つことでしょう。使用法は以下の通りです:

   awk -f pm3dCompress.awk thefile.ps >smallerfile.ps

pm3d 色地図が四角形の格子状データから postscript ファイルとして描画さ れた場合、同時に配布される awk スクリプト pm3dConvertToImage.awk を 使うことで、そのサイズを更に小さくすることができます。使用法:

   awk -f pm3dConvertToImage.awk <thefile.ps >smallerfile.ps

postscript 出力の灰色階調をカラーへ、またはその逆、そして < maxcolors> の定義などを、手動で変更することができます。

竹野茂治@新潟工科大学
2013年10月16日