浮動小数計算例外 (浮動小数値が大きすぎる (または小さすぎる) 場合、0 で 割算した場合など) は、ユーザ定義関数において時折発生します。特に、いく つかのデモで、浮動小数の範囲を越える数値を生成することが起こるようです。 システムがそのような例外を無視する (gnuplot はそのような点を定義でき ないもの、と見なします) か、または gnuplot の実行を中止するかは、コ ンパイル時 (あるいは実行時) の環境によります。
ガンマ関数とベッセル関数、erf 関数は複素数引数に対しては動作しません。
"時刻" として指定された座標は 24 時で折り返します。
nohidden3d は、全体的な設定である set hidden3d を、個々の描画に対 して免除するためのオプションですが、これは媒介変数の曲線 (parametric) に対しては機能しません。
X11 出力形式: UTF-8 フォントの選択が困難です。プログラムは、x11 出力ウ ィンドウのアスペクト比の正しさを追求しません。それは、"set size ratio" のようなコマンドが正常に機能するためには、x11 ウィンドウ自体が等しい高 さと幅を持たなければならないからです。 すべての x11 描画ウィンドウに対 して、一度に 1 つのカラーパレットのみが有効です。これは、異なるパレッ トを使用する描画を含んだ multiplot では x11 上では正しく表示されない、 ということを意味します。
Qt 出力形式: コンパイル時に使用される qt 環境がレンダリングモードとし て "opengl" をサポートしていなければ多角形と曲面表示はかなり遲くなる可 能性があります。
竹野茂治@新潟工科大学