tgif ドライバは複数の点の大きさ (set pointsize で)、複数の見出し用 のフォント、フォントサイズ (例えば set label "Hallo" at x,y font "Helvetica,34")、そして 1 ページ内の複数のグラフ描画をサポートします。 軸の比率は変更されません。
書式:
set terminal tgif {portrait | landscape | default} {<[x,y]>} {monochrome | color} {{linewidth | lw} <LW>} {solid | dashed} {font "<fontname>{,<fontsize>}"}
< [x,y]> にはそのページ内の x 方向、y 方向のグラフの数を指定し、 color はカラー機能を有効にし、linewidth は全ての線幅を < LW> 倍し、 "< fontname> " には有効な PostScript フォント名、< fontsize> はその PostScript フォントの大きさを指定します。defaults は全てのオプション の値をデフォルトの値にセットします。デフォルトは portrait, [1,1], color, linewidth 1.0, dashed, "Helvetica,18" です。
solid オプションは、編集作業中にそうであるように、線がカラーである場 合に普通使われます。ハードコピーは白黒になることが多いので、その場合は dashed を選択すべきでしょう。
多重描画 (multiplot) は 2 種類の方法で実装されています。
その一つは、標準的な gnuplot の多重描画のやり方です:
set terminal tgif set output "file.obj" set multiplot set origin x01,y01 set size xs,ys plot ... ... set origin x02,y02 plot ... unset multiplot
より詳しい情報については、以下参照: set multiplot (81.41)。
もう一つの方法はドライバの [x,y] オプションです。この方法の長所は、原 点 (origin) や大きさ (size) の設定をしなくても全てのグラフが自動的に縮 尺され配置されることです。グラフの比 x/y は、自然な比 3/2 (または set size で設定されたもの) が保持されます。
両方の多重描画の実装が選択された場合、標準的なやり方の方が選択され、警 告のメッセージが表示されます。
単一描画 (または標準的な多重描画) の例:
set terminal tgif # デフォルト set terminal tgif "Times-Roman,24" set terminal tgif landscape set terminal tgif landscape solid
ドライバの持つ多重描画の仕組みを利用する例:
set terminal tgif portrait [2,4] # 縦置、x-方向に 2 つ、y-方向 # に 4 つのグラフ描画 set terminal tgif [1,2] # 縦置、x-方向に 1 つ、y-方向 # に 2 つのグラフ描画 set terminal tgif landscape [3,3] # 横置、両方の方向に 3 つのグ # ラフ描画