書式:
set terminal {<terminal-type> | push | pop} show terminal
< terminal-type> が省略されると gnuplot は利用可能な出力形式の一覧を 表示します。< terminal-type> の指定には短縮形が使えます。
set terminal と set output の両方を使う場合、set terminal を最初 にする方が安全です。それは、OS によっては、それが必要とするフラグをセ ットする出力形式があるからです。
いくつかの出力形式はたくさんの追加オプションを持ちます。例えば、以下参照: png (p. ), postscript (p. )。 各 < term> に対し、直前の set term < term> < options> で使用されたオ プションは記憶され、その後の set term < term> がそれをリセットするこ とはありません。これは例えば印刷時に有用です。幾つかの異なる出力形式を 切替える場合、前のオプションを繰り返し唱える必要はありません。
コマンド set term push は、現在の出力形式とその設定を set term pop によって復帰するまで記憶しています。これは save term, load term と ほぼ同等ですが、ファイルシステムへのアクセスは行わず、よって例えばこれ は、印刷後にプラットホームに依存しない形で出力形式を復帰する目的に使え ます。gnuplot の起動後、デフォルト、または startup ファイルに書かれ た出力形式が自動的に記憶 (push) されます。よって、明示的に出力形式を記 憶させることなく、任意のプラットホーム上でデフォルトの出力形式を set term pop によって復帰させる、という動作を期待したスクリプトを可 搬性を失わずに書くことが出来ます。
詳細は、以下参照: complete list of terminals (p. )。
竹野茂治@新潟工科大学