45.1.4 Matrix

データファイルは、ascii 形式かバイナリ形式の matrix (配列) フォーマッ トを使用することも可能で、binary または matrix binary がバイナリ形 式を意味します。詳しくは、以下参照: matrix ascii (p. [*]), matrix binary (p. [*])

splot での基本的な使用法:

   splot 'a.dat' matrix
   splot 'a.gpbin' {matrix} binary

splot での進んだ使用法:
   splot 'a.dat' matrix using 1:2:3
   splot 'a.gpbin' {matrix} binary using 1:2:3

これにより軸の座標と z の値を独立に変換できるようになります。

plot での使用法:

   plot `a.dat` matrix
   plot `a.dat` matrix using 1:3
   plot 'a.gpbin' {matrix} binary using 1:3

これらは配列の行を描画し、using 2:3 とすれば配列の列を描画、using 1:2 は、点の座標を描画します (多分無意味です)。オプション every を適用す ることで明示的に行や列を指定できます。

例 - ASCII データファイルの配列の軸の拡大:

   splot `a.dat` matrix using (1+$1):(1+$2*10):3

例 - ASCII データファイルの配列の第 3 行の描画:

   plot 'a.dat' matrix using 1:3 every 1:999:1:2

(行は 0 から数えられるので、3 ではなくて 2 を指定します)。
竹野茂治@新潟工科大学
2009年9月7日