2 種類目は指定された軸、あるいは水平線、垂直線、与えられた点などと、曲 線との間に作られる領域を塗りつぶします。
3 種類目は 3 列の入力データを必要とし、それらは x 座標と、それに対する 2 つの y 座標からなり、それらは同じ x 座標の集合に対する 2 つの曲線の y 座標に対応します。そしてその 2 つの曲線の間の領域が塗りつぶされます。 入力データが 3 列以上の場合にはこれがデフォルトです。
書式:
set style [data | function] filledcurves [option] plot ... with filledcurves [option]
ここで、オプションは以下のうちのいずれかです:
[closed | {above | below} {x1 | x2 | y1 | y2}[=<a>] | xy=<x>,<y>]
最初の 2 種類の塗りつぶしでは以下のようなオプションで更なる指定が可能です。
filledcurves closed ... 丁度閉曲線で囲まれる領域 filledcurves x1 ... x1 軸 filledcurves x2 ... x2 軸 (y1, y2 軸も同様) filledcurves y1=0 ... (y1 軸での) 直線 y=0 i.e. x1 軸と平行 filledcurves y2=42 ... (y2 軸での) 直線 y=42 i.e. x2 軸と平行 filledcurves xy=10,20 ... x1,y1 軸での点 10,20 (扇型のような形状)
入力された 2 つの曲線の間の領域の塗りつぶしの例:
http://www.gnuplot.info/demo/fillbetween.html曲線間の塗りつぶしデモ。
plot 'data' using 1:2:3 with filledcurves
above と below オプションは
... filledcurves above {x1|x2|y1|y2}=<val>
... using 1:2:3 with filledcurves below
注意: この描画モードは全ての出力形式でサポートされるとは限りません。
データファイルから描かれた曲線の塗りつぶしを拡大すると、何もなくなった り正しくない領域になることがありますが、それは gnuplot が、領域ではな く点や線をクリッピングしているからです。
< a> , < x> , < y> が描画領域の外にある場合、それらはグラフの境界へ移動され ます。よって、オプション xy=< x> ,< y> を指定した場合の実際の塗りつぶし領 域は、xrange や yrange に依存します。
竹野茂治@新潟工科大学