34.1.5 Index

キーワード index は、描画用に複数のデータ集合を持つファイルから、特 定のデータ集合を選択することを可能にします。

書式:

     plot 'file' index <m>{{:<n>}:<p>}

データ集合は 2 行の空白で分離されています。index < m> < m> 番目の集 合だけを選択します; index < m> :< n> < m> から < n> までのデータ集合の 選択; index < m> :< n> :< p> は、< m> , < m> +< p> , < m> +2< p> , など、< p> おきの 集合を選択し、集合 < n> で終了します。C 言語の添字 (index) の付け方に従 い、index 0 はそのファイルの最初のデータ集合を意味します。大きすぎる index の指定にはエラーメッセージが返されます。index が指定されない場 合は、全てのデータ集合が単一のデータ集合として描かれます。

例:

     plot 'file' index 4:5

ファイルの各点に対して、それが含まれるデータ集合の index 値は、疑似列 column(-2) で利用できます。これは、以下に見るように、そのファイル内の個々のデータ集合を区別する別の方法を提供します。これは、描画用に 1 つのデータ集合の選択しかしない場合は index コマンドよりも不恰好です が、個々のデータ集合に異なる属性を割り当てたい場合にはとても便利です。 以下参照: lc variable (p. [*])

例:

     plot 'file' using 1:(column(-2)==4 ? $2 : NaN)        # とても不恰好
     plot 'file' using 1:2:(column(-2)) linecolor variable # とても便利 !

http://www.gnuplot.info/demo/multimsh.html

竹野茂治@新潟工科大学
2009年9月7日