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34.6 Border

set borderset noborderplotsplot でのグラフの枠の 表示を制御します。

書式:

     set border {<integer> { {linestyle | ls <line_style>}
                             | {linetype | lt <line_type> }
                               {linewidth | lw <line_width>} } }
     set noborder
     show border

枠は、12 ビットの整数に符号化されています: 下位 4 ビットは plot に対 する外枠、splot に対しては底面の外枠、次の 4 ビットは splot の鉛直な 外枠、そして上位 4 ビットは splot の天井面の外枠を制御します。その $<$整数$>$ 値は次の表の対応する項目の数字の和になります:

グラフの外枠の符号化
    選択するビットの整数値
    plot の外枠 splot の splot の
方向 splot の底面 鉛直線 天井面
(南) 1 16 256
(西) 2 32 512
(北) 4 64 1024
(東) 8 128 2048

デフォルトの値は 31 で、これは plot では 4 方向の外枠全て、splot では底面の枠線全部と z 軸を描くことを意味します。

$<$line_style$>$, $<$line_type$>$, $<$line_width$>$ を指定して、枠線の描画にそれ らを反映させることができます (現在の出力装置がサポートするものに限定 されます)。デフォルトでは、枠線は通常の 2 倍線幅で描かれます。 $<$line_width$>$ はそのデフォルトの値を伸縮させます。例えば set border 15 lw 2 という指定により、枠の幅は通常の線幅の 4 倍になります。

軸は一つ一つ、あるいはいくつかをまとめて一緒にこのコマンドで付加できま す。

下と左以外の枠に目盛りをつけるには、通常の目盛りを無効にしてから第二の 軸を有効にします。

例:

以下は (デフォルトの) 全ての枠線を描きます:

     set border

以下は南西方向 (下と左) の枠線を描きます:

     set border 3

以下は splot で周りに完全な箱を描きます:

     set border 4095

以下は、手前の垂直面を除いた箱を描きます:

     set border 127+256+512

以下は北東方向 (上と右) の枠線のみ描きます:

     set noxtics; set noytics; set x2tics; set y2tics; set border 12


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Shigeharu TAKENO
2003年 1月 16日