書式:
set terminal fig {monochrome | color} {small | big} {pointsmax <max_points>} {landscape | portrait} {metric | inches} {fontsize <fsize>} {size <xsize> <ysize>} {thickness <units>} {depth <layer>}
monochrome と color は 画像を白黒にするか color にするかを決定し ます。small と big は、デフォルトの landscape モードではグラフを 5x3 インチにするか 8x5 インチにするか、portrait モードでは 3x5 イン チにするか 5x8 インチにするかを決定します。max_points は折れ線の最大 点数を設定します。"xfig" での編集に対するデフォルトの単位を metric か inches のいずれかに選択できます。fontsize はテキストフォントのサイ ズを fsize ポイントに設定します。size は描画範囲を xsize*ysize に設定 (変更) します。この場合の単位は、inches か metric かの設定に よってそれぞれインチかセンチメートルになります。depth は全ての線と文 字列に対する、重なりに関するデフォルトの深さ (depth layer) を設定しま す。デフォルトの深さは 10 で、"xfig" でグラフの上に何かを上書きするた めの余地を残しています。
tickness はデフォルトの線の太さを設定し、指定されなければ 1 になりま す。太さの変更は、plot コマンドの linetype の値に 100 倍の数を加え ることで実現できます。同様に、(デフォルトの深さに対する) 各描画要素の 深さの値は linetype に 1000 倍の数を加えることで制御できます。よって その深さは layer+linetype/1000 になり、線の太さは (linetype%1000) /100 となりますが、その値が 0 の場合はデフォルトの線の太さになります。
plot コマンドの point スタイルによる描画の際の記号を fig ドライ
バで追加することもできます。記号の指定は (pointtype の値) % 100 の
50 以上の値が使われ、その塗りつぶしの濃さは pointtype % 5 の値で制御
し、その輪郭は黒 (pointtype % 10 5 の場合) または現在の色で書かれ
ます。利用可能な記号は以下の通りです。
50 - 59: 円 60 - 69: 正方形 70 - 79: ひし形 80 - 89: 上向きの三角形 90 - 99: 下向きの三角形
有効な塗りつぶし色 (1 から 9) は、黒、青、緑、水色、赤、紫、黄、白、暗 い青 (白黒モードでは 1 から 6 までは黒で 7 から 9 までは白) です。
linetype と pointtype の詳細については plot with を参照してくだ さい。
big オプションは以前のバージョンの bfig ドライバの代用品ですが、こ のドライバは今はもうサポートされていません。
例:
set terminal fig monochrome small pointsmax 1000 # デフォルト
plot 'file.dat' with points linetype 102 pointtype 759
plot 'file.dat' using 1:2:3 with err linetype 1 pointtype 554
円の上にエラーバーを書くには以下のようにしてください。
plot 'file.dat' using 1:2:3 with err linetype 1 pointtype 2554