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34.49.19 Epslatex

epslatex ドライバでは 2 つのオプションが設定できます。

書式:

     set terminal epslatex {default}
                             {color | monochrome} {solid | dashed}
                             {"<fontname>"} {<fontsize>}

default モードは全てのオプションを以下のデフォルトの値に設定します: monochrome, dashed, "default", 11pt。

グラフのデフォルトのサイズは幅が 5 インチ、高さが 3 インチです。

solid は全てのグラフを実線で描き、点線のパターンを塗りつぶします。 "$<$fontname$>$" はフォントの名前、$<$fontsize$>$ は PostScript ポイント単 位でのフォントの大きさです。フォントの選択はまだサポートされていません。 フォントの大きさの選択は適切なスペーシングの計算に対してのみサポートさ れています。挿入の間際では実際には LaTeX のフォントが使用されるので、 フォントの変更は LaTeX のコマンドを使用してください。例えば LaTeX の文 書で 12pt のフォントを使うのなら、オプションとして '"default" 12' と指 定してください。

LaTeX に関する全てのドライバは文字列の配置の制御に特別な方法を提供しま す: '{' で始まる文字列は、'}' で閉じる必要がありますが、その文字列全体 が LaTeX によって水平方向にも垂直方向にもセンタリングされます。'[' で 始まる文字列の場合は、位置の指定をする文字列 (t,b,l,r のうち 2 つまで) が続き、次に ']{'、文字列本体、で最後に '}' としますが、この文字列は LaTeX が LR-box として整形します。$\backslash$rule{}{} を使えばさらに良い位置合わ せが可能でしょう。 pslatex ドライバに関する項目も参照してください。 複数行の見出しを作成するには $\backslash$shortstack を使用してください。例えば、

  set ylabel '[r]{\shortstack{first line \\ second line}}'

このドライバは 2 つの別のファイルを作ります。1 つは LaTeX の部分で、も う一つは図の eps の部分です。 LaTeX ファイルの名前は set output コマンドで与えられる eps ファイルの 名前から導かれ、そのファイル名の最後の .eps (そのファイル名の最後の 拡張子部分 - それがない場合 LaTeX ファイルは生成されません) を .tex で置き換えたものになります。gnuplot を終了する前にファイルをクローズ するのを忘れないでください。 出力ファイルを指定しなければ LaTeX 出力は行なわれません ! LaTeX の文書で図を取り込むには '$\backslash$input{filename}' としてください。 $\backslash$usepackage{graphics} をプリアンブルに入れてください ! 'epstopdf' で (例えば teTeX パッケージには含まれていて ghostscript が 必要) eps 出力から pdf ファイルを作ることができます。graphics パッケー ジが適切に設定されているなら、LaTeX のファイルは変更なしに pdflatex に よっても処理でき、eps ファイルの代わりに pdf ファイルが取り込まれます。


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Shigeharu TAKENO
2003年 1月 16日