FvwmIconMan − Fvwm アイコンマネージャ |
FvwmIconMan は fvwm によって実行されるので、コマンドライン からの呼び出しでは動作しません。 |
FvwmIconMan は twm アイコンマネージャをモデルにしたアイ コ ンマネージャです。ユーザは、それぞれが管理するウィンドウタ イプの一覧を持つ複数のアイコンマネージャを持つことができま す。 例えば、あるマネージャでは emacs ウィンドウのみをリス トアップし、別のマネージャではそれ以外のすべてをリストアッ プ す るようなものを持つことができます。また、各アイコンマ ネージャが使用する解像度も指定することができます。例えば、 あるものはすべてのデスクトップ上のウィンドウを管理し、別の ものは現在のデスクトップ、あるいは現在のページ上のもののみ を管理する、といった具合です。 MiniIcons パッチを fvwm2 に 当てている場合、 FvwmIconMan は管理しているウィンドウに 対 するミニチュアアイコンを表示できます。このマネージャは列の 最大数を固定させたり (この場合は垂直に伸びる)、行の最大 数 を 固定させたり (この場合は水平に伸びる)、サイズを固定させ たままにしたりできますし、ウィンドウボタンのサイズに合わせ る (win95 のタスクバーを考えてください) こともできます。 X の形状拡張 (X Shape extension) をサポートするようにコン パ イルされている場合は、ウィンドウの形状を変更もできます。 マ ウ ス か キー イ ベントを受け付けたときに起動される動作 (action) を指定できます。例えば、マウスボタン 1 を選択した ウィンドウをアイコン化するように割り当て、矢印キーをマウス を使わずにマネージャウィンドウを操縦するような割り当てを作 成したりできます。 FvwmIconMan は、現在どのウィンドウがキーボードフォーカスを 持っているかを表示するように設定できますし、選択イベント ( 以下参照) を fvwm の Focus 関数に割り当てることで、 twm の アイコンマネージャの振舞いをまねることもできます。 |
初期化の間、FvwmIconMan は、以下に説明するものを記述してい る fvwm の設定ファイルを検索します。 FvwmIconMan を sticky ウィンドウにすることを強く推奨しますし、 followfocus オ プ ショ ンを使わせたい、あるいは Focus にある動作 (action) を 割り当てたい場合は、 FvwmIconMan を clicktofocus にして お くべきでしょう。そして、Shape オプションを利用する場合は、 FvwmIconMan ウィンドウは fvwm では一切装飾をしないことを推 奨します。 |
FvwmIconMan は、.fvwmrc ファイル中に ’Module FvwmIconMan’ の行を入れることで fvwm の初期化の際に呼び出すことができま す。 FvwmTalk を fvwm の初期化の間に起動させたい場合は、こ の行は InitFunction と ResetFunction 宣言内に置くべきで す し、 あ るいはそれを後で呼び出すためにメニューやマウスボタ ン、キーストロークなどに割り当て る こ と も 可 能 で す。 FvwmIconMan は、fvwm が 見 つけられるように ModulePath (.fvwmrc ファイル内で定義される) に置くべきです。 FvwmIconMan を、組み込みウィンドウリストをつけたものなどと し て一時的に動作させたい場合は、引数として Transient を与 えて、 "Module FvwmIconMan Transient" のように呼びだせばう まくいくでしょう。この一時的動作モードでは、FvwmIconMan は カーソルの真下に一つのマネージャウィンドウをポップアップし ま す。 マ ウ ス ボ タ ン がはなされると、それは適当な動作 (action) を実行し、そして終了します。 FvwmIconMan が複数の マネージャウィンドウを作成するように指定できるので、状況は ちょっと複雑になるので、その振舞いは、一時的な動作ではやや 不 適 切です。よって、一時的に動作させる場合、 FvwmIconMan は一つのマネージャウィンドウのみを作成します。この マ ネー ジャ ウィ ンドウに対してオプションを指定する場合は、マネー ジャ ID ’transient’ を使用します。 |
FvwmIconMan には、かなりの数のオプションが追加されてきまし た。長いマニュアルページは、私が嫌いなんですがページ分割さ れてしまうことでしょうから、ここに有効なオプションを記述し た簡単な参照のための一覧表を置きます。それらの詳細は、次の セクションで説明します。 名前 説明 デフォルト action コマンドをイベントに割当 Mouse 0 N sendcommand Iconify background デフォルトの背景 gray buttongeometry ボタンの大きさ (ピクセル) 100x17 dontshow 無視するウィンドウの一覧 drawicons ミニアイコンを使用 false focusandselectbutton flat black white focusbutton フォーカスボタンのスタイル up black white followfocus フォーカス持つものを示す false font 8x13 foreground デフォルトの文字色 white format ボタンラベルの記述 "%c: %i" iconname アイコン名の管理者 FvwmIconMan managergeometry マネージャサイズ (ボタン) 0x1 nummanagers マネージャの数 1 plainbutton 普通のボタンのスタイル up white gray resolution global か desk か page か global selectbutton 選択されたボタンのスタイル flat white gray shape shape extension の使用 false show ウィンドウ一覧の表示 sort マネージャがソート true title マネージャタイトル FvwmIconMan titlebutton タイトルボタンのスタイル raisededge white gray usewinlist WinListSkip? を引き継ぎ true honor |
オプション nummanagers 以外は、すべてのオプションはアイ コ ンマネージャ毎に定義できます。よって、例えば、emacs マネー ジャの前景色を赤にして、 xterm マネージャを青にすると いっ た こともできます。よって、設定行は以下の 2 つの形式のうち の 1 つとなります: |
*FvwmIconMan*optionname optionvalue |
こちらは、すべてのマネージャに対して、オプ ショ ン optionname が optionvalue の値を取ることを指定しま す。 |
*FvwmIconMan*managerid*optionname optionvalue |
こちらは、managerid のマネージャに対して、オプショ ン optionname が optionvalue の値を取ることを指定 します。 mangerid は、正の整数か文字列 "transient" のいずれかです。整数の ID の場合は、通常の動作時に FvwmIconMan が生成し た マ ネー ジャ を 参 照 し、 "transient" ID の 場 合 は、 一 時 的な動作時に FvwmIconMan が生成した一つのマネージャを参照 し ま す。 |
以下のオプションを指定できます: |
*FvwmIconMan*nummanagers num |
num は正の整数で、アイコンマネージャの総数を指定し ます。 FvwmIconMan は、オプションを指定するアイ コ ン マ ネージャを操作する前にいくつのアイコンマネー ジャがあるかを知りたいので、これは最初に指定すべき です。デフォルトは 1 です。 |
*FvwmIconMan*[id*]action type binding |
これは、FvwmIconMan コマンドをあるイベントに割り当 てます。 type は、Key, Mouse, Select のいずれか で す。動作 (action) については、以下のアクションの節 で説明します。 |
*FvwmIconMan*[id*]background background |
これは、デフォルトの背景色を指定します。 |
*FvwmIconMan*[id*]buttongeometry geometry |
これは、個々のボタンのピクセル単位での初期サイズ情 報 を指定します。高さを 0 に指定すると、ボタンの高 さはフォントサイズから決定されます。 X, Y 座標は無 視されます。 |
*FvwmIconMan*[id*]drawicons boolean |
あなたの fvwm2 が MiniIcons を使用できる場合は、こ のオプションは FvwmIconMan が MiniIcons を表示する かどうかを決定します。そうでなければ、これはエラー メッセージを出します。 |
*FvwmIconMan*[id*]focusbutton style [forecolor backcolor] |
こ れは、オプション plainbutton と同じで、そのウィ ンドウにキーボードフォーカスがあるときのそのボタン の見た目を指定します。 |
*FvwmIconMan*[id*]focusandselectbutton style [forecolor backcolor] |
こ れは、オプション plainbutton と同じで、そのボタ ンが選択され、かつキーボードフォーカスを持つときの そのボタンの見た目を指定します。 |
*FvwmIconMan*[id*]font font |
こ れ は、ボタンラベルに使われるフォントを指定しま す。デフォルトは 8x13 です。 |
*FvwmIconMan*[id*]foreground foreground |
これは、デフォルトの前景色を指定します。 |
*FvwmIconMan*[id*]format formatstring |
管理されている各ウィンドウに対して、マネージャウィ ンドウ内で文字列を表示させるための printf と似た書 式文字列の指定です。使用できるフラ グ は、%t, %i, %c, %r で、それぞれ、ウィンドウタイトル、アイコ ン、クラス、リソース名を表します。デ フォ ル ト は "%c: %i" です。警告: m4 は単語 format を予約してい ますので、 m4 を使う場合は適切な動作を行ってくださ い。 |
*FvwmIconMan*[id*]iconname iconstring |
これは、マネージャウィンドウに対するウィンドウアイ コン名を指定します。 iconstring には、一つの単語か または引用符で囲まれた文字列のいずれかを指定できま す。デフォルトは "FvwmIconMan" です。 |
*FvwmIconMan*[id*]managergeometry geometry |
これは、マネージャの初期位置サイズ情報をボタン単位 で 指定します。 height が 0 の場合は、マネージャは width 列からなるものになり、それは width 個を越 え ると垂直方向に一度伸びます。同様に width が 0 の場 合は、height 行からなるものになり、水平方向に伸 び ま す。両方が 0 の場合は、マネージャウィンドウは丁 度そのサイズになり、そのまま、となります。列が生成 さ れ る と、 ボタンはそれに合わせて狭くなります。 geometry を負の y 座標と設定すると、ウィンド ウ マ ネージャは上の方向に伸びますが、それ以外の場合は下 に伸びます。 |
*FvwmIconMan*[id*]plainbutton style [forecolor backcolor] |
これは、標準的なボタンの見せ方を指定します。 style は flat, up, down, raisededge, sunkedge のいずれか で、ボタンがどのように書かれるのかを意味します。色 のオプションはいずれも必須ではなく、指定しない場合 はデフォルトの色が使われます。よって白黒のスクリー ン上では、オプション style は無視されますが、そ れ でも設定はしなければいけません。 |
*FvwmIconMan*[id*]resolution resolution |
これは、実際のウィンドウに対するエントリをいつ表示 するかを指定します。 resolutions は、global, desk, page のいずれかで、 global の場合は、適切なタイプ (以下のオプション show, dontshow の項目参照) の す べてのウィンドウが表示され、 desk の場合は、現在の デスクトップ上のそういうウィンドウだけが表示され、 page の場合は、現在のページ上のそういうウィンドウ だけが表示されます。デフォルトは global です。 |
*FvwmIconMan*[id*]selectbutton style [forecolor backcolor] |
これは、オプション plainbutton と同じで、マウス が そのボタンの上にあるときのそのボタンの見た目を指定 します。 |
*FvwmIconMan*[id*]shape boolean |
True と指定すると、形を持ったウィンドウを 作 り ま す。これは多分複数の列か行がある場合のみ意味があり ます。 FvwmIconMan が形状拡張 (shape extension) を サポートするようにコンパイルされていなければ、これ はエラーメッセージを生成します。形状ウィンドウを使 用する場合、FvwmIconMan に対する fvwm スタイルは、 境界なしにすることを強く勧めま す。 そ う で な い と、fvwm が混乱してしまうでしょう。 |
*FvwmIconMan*[id*]title titlestring |
そのマネージャウィンドウに対するウィンドウタイトル 文字列を指定します。 titlestring には、一つの単 語 かまたは引用符で囲まれた文字列のいずれかを指定でき ます。デフォルトは "FvwmIconMan" です。これは、 マ ネージャウィンドウのタイトルバーがもしあればその中 に書かれ、そしてマネージャが空のときに描画されるタ イトルボタンの中に書かれます。 |
*FvwmIconMan*[id*]titlebutton style [forecolor backcolor] |
これは、タイトルボタン (マネージャが空のときに描画 されるボタン) の見た目を指定する以外は、オプション plainbutton と同じです。マネージャタイトルはタイト ルボタン内に書かれます。 |
以 下 の 2 つのオプションは、どのアイコンマネージャでどの ウィンドウを操作するかを制御します。一つのアイコン マ ネー ジャ は 2 つのリストを持つことができ、一つは表示するウィン ドウの、そしてもう一つは無視するウィンドウのリスト で す。 dontshow のリストのみが与えられた場合、アイコンマネージャ はそのリスト以外のすべてのウィンドウを表示します。両方のリ ストが与えられた場合は、アイコンマネージャは dontshow のリ ストに入ってなくて、 show のリストに入っているウィンドウを 表示します。どちらのリストも与えられなかった場合は、すべて のウィンドウが対象となります。そ れ ぞ れ の リ ス ト は、 type=pattern の 形式のパターンによって作成されます。ここ で、type は class, resource, title, icon の い ず れ か で、pattern は fvwm の style コマンドで使われるのと同じ書 式の表現です (最小限のシェルパターンマッチング)。 pattern の前後に引用符を置くと、それも表現の一部と見なされます。一 つのウィンドウが 2 つ以上のアイコンマネージャの対象と なっ た場合、最も小さい id のアイコンマネージャがそれを取得しま す。 |
*FvwmIconMan*[id*]show pattern list |
ウィンドウがそのリストの pattern の一つにマッチ し た場合、それはこのマネージャによって管理されます。 |
*FvwmIconMan*[id*]dontshow pattern list |
ウィンドウがそのリストの pattern の一つにマッチ し た 場 合、それはこのマネージャによって管理されませ ん。 |
*FvwmIconMan*[id*]usewinlist boolean |
true とすると、WinListSkip スタイルフラグを引き 継 ぎ ま す。 そ うでない場合は、すべてのウィンドウが show と dontshow リストに従った管理の影響を受け ま す。 |
*FvwmIconMan*[id*]followfocus boolean |
true の 場 合、 ボタンの見かけはウィンドウが現在 フォーカスを持っているかどうかを反映します。デフォ ルトは false です。 |
*FvwmIconMan*[id*]sort boolean |
true の 場合、アイコンマネージャはソートし続けま す。デフォルトは true です。 |
「アクション」は、以下のようなイベントに割り当てることがで きるコマンドです: キーを押すこと、マウスクリック、マウスが ウィンドウマネージャのボタンに入ること。これらは、それぞれ Key, Mouse, Select というアクション名で呼びます。 通常、マウスクリックに割り当てられたアクションは、ボタンが 押されたときに実行されます。一時的動作モー ド (transient) では、FvwmIconMan はあるマウスイベントに割り当てられている と考えるため、アクションはボタンが放されたときに実行されま す。 ヒント/警告: FvwmIconMan は、この場合はマウスボタンと 修飾キーを追跡し続けますの で、 FvwmIconMan を 例 え ば meta-button3 に 割り当てている場合、実行したいアクション が、meta-button3 イベントが起きたとき (meta キー上に指を置 いたままボタンを放した場合に起きるはず) にちゃんと実行され るかどうか確認しておく方がいいでしょう。 アクションの書式は以下の通り: |
Key アクション: Key Keysym Modifiers FunctionList |
Keysym と Modifiers は、fvwm の Key コマンドのもの と全く同じものです。 |
Mouse アクション: Mouse Button Modifiers FunctionList |
Button と Modifiers は、fvwm の Mouse コマンドのも のと全く同じものです。 |
Select アクション: Select FunctionList |
FunctionList は、コンマ区切りのコマンドの列です。 そ れ ら は、 一つの割り当てられた状況 (今のところ、"現在" のボタン へのポインタを含む状況のみ) において、左から右の順に実行さ れます。そのアクションが実行されたときにあるボタンが選択さ れた場合 (典型的にはマウスポインタがその上に座ること に よ り)、 現在のボタンはそのボタンに初期化されます。そうでなけ れば、それは何も指示しません。 有効なコマンドのほとんどは、それにより "現在" のボタンをそ の近くのボタンへ移動するか、選択されたボタンにするか、その ボタンで表わされるウィンドウに動作を行なうコマンドを fvwm に送るなどで変更します。この現在のボタンが選択されたボタン に初期化されるまでは、選択されたボタンは暗黙のうちに現在の ボ タ ンへは変わらないことに注意してください。この方法によ り、ユーザは、選択されたボタンを変更することなしに色 ん な ウィンドウにコマンドを送信できます。 コマンドは、次の 5 種類の引数を取ります: Integer, Manager, Window, Button, String。 String は fvwm に指定するものと完 全に同じ文字列で、引用符でくくられた文字列か、または引用符 のない単一の単語のいずれかです。繰り返しますが、コマンド列 を一つのイベントに割り当てるときは、それらをコンマで区切っ てつなげて書きます。 Window と Button は、それらはそれぞれ、マネージャウィン ド ウ とあるウィンドウを示す FvwmIconMan ボタンを指定すること として解釈されます。それらは整数 (それは N 番目のモ ジュー ル であると見なされるが、 N はボタンの番号で、0 が最初、-1 は最後のものを意味する)、または、以下の文字列のうちのい ず れ か で す: Select, Focus, Up, Down, Right, Left, Next, Prev. Select と Focus は、現在選択されているかフォーカ ス の あ る ボタンかウィンドウを参照します。 Up, Down, Right, Left は、マネージャウィンドウ内の現在のボタン の 上、 下、 右、 左にあるボタンかウィンドウを参照します。 Next と Prev は、マネージャウィンドウ内に書かれているウィンドウの 1 次 元 的 な一覧に従って、現在のボタンの後、または前のウィンド ウ、ボタン、あるいはマネージャを指定します。 Maneger は、整数か Next か Prev のいずれかです。これ ら は Button の場合とほぼ同じことを意味しますが、マネージャの整 数の番号というの点では、それは空でないマネージャに制限され ています。 以下の関数が現在定義されています: |
bif Button Integer/String |
相対的な分岐命令 (branch if)。 Button が Select か Focus の場合は、選択されたボタンかフォーカスのある ボタンがある場合にその分岐を選択します。 Button が 整数の場合、ゼロでない場合にその分岐を選択します。 Up, Down, Right, Left, Next, Prev のいずれかの場 合、現在のボタンがその方向に移動可能な場合にその分 岐を選択します。分岐が選択された場合、Integer 個の コマンドがスキップされます。後ろ向きの方向への分岐 は許されていません。 |
bifn Button Integer/String |
bif の 否 定。 bif に対して説明した基準によって Button が偽であるときにその分岐が選択されます。 |
gotobutton Button |
これは現在のボタンを Button に設定します。 Button が整数の場合、選択されたボタンを含むマネージャがあ れば、現在のボタンは Button をそのマネージャ内の総 ボタン数で割った余りに設定されます。 |
gotomanager Manager |
これは、ボタンを Manager のボタン 0 に設定します。 これは、空でなくて見えているマネージャにのみ向かい ます。よって整数引数は、そのようなマネージャの数で 割った余りとみなされます。 |
jmp Integer/String |
これは、Integer 個の命令の相対ジャンプを実行 し ま す。 前 に 戻 るジャンプはできません。このジャンプ は、jmp に続く命令に対して相対的に計算されます。 |
label String |
これは、前の命令がジャンプできるようなラベルを提供 します。それは引き続くジャンプ命令には見えず、よっ て同じラベルを同じ命令リスト内で複数回使うことがで きます (そうするのはかなり邪悪なことなんですが) |
print String |
コンソールに文字列 String を印字します。アクション のデバッグに便利でしょう。 |
quit |
FvwmIconMan を終了します。 |
||
ret |
アクション全体の実行をそこで停止します。 |
||
select |
もしあれば、現在のボタンを選 択 し ま す。 select のアクションが指定されていた場合、それが実 行されます。よって、その select アクション内にボタ ンの select を設定することは愚かなこととみなされま す。 |
sendcommand Command |
もしあれば、現在のボタンで表されているウィンドウに fvwm コマンド Command を送ります。 |
warp |
もしあれば、現在のボタンへカーソルを移動しま す。 |
例: gotobutton select, gotobutton Down, select これは、現在選択されているボタンの下のボタンを選択します。 現在のボタンが既に選択されたボタンに初期化されるため、これ は "gotobutton Down , select" と簡略化できます。 gotobutton Up, select これは、現在選択されているボタンの上のボタンを選択します。 gotobutton 0, select これは、現在のマネージャの最初のボタンを選択します。現在の マネージャがなくて、どのボタンも選択されていなければ、これ は何もしません。 gotobutton -1, select これは、現在のマネージャの最後のボタンを選択します。 gotobutton focus, select これは、フォーカスのあるウィンドウに対応するボタンを選択し ます。 gotobutton focus, Iconify これは、fvwm コマンドである Iconify をフォーカスのあるウィ ンドウに送信します。これは、選択されているボタンを変更しな いことに注意してください。 bif Next 3, gotobutton 0, select, ret, gotobutton Next, select もしボタンが選択されていて、それが最後のボタンならば、ボタ ン 0 へ移動します。最後のボタンでなければ次のボタンへ移動 します。ボタンが選択されていなければ、何もしません。基本的 に、 こ のアクションは現在のマネージャ内のすべてのボタンに 渡って循環するようになっています。 bif select 7, bif focus 3, gotomanager 0, select, ret, gotobutton focus, select, ret, gotobutton down, select これは FvwmIconMan に SendToModule コマンドを送信すると き にいいでしょう。選択されたボタンがあればその下へ移動し、そ うでなければフォーカスのあるボタンがあればそれを選択し、そ うでなければマネージャ 0 のボタン 0 が選択されます。 bif select Select, bif focus Focus, gotomanager 0, select, ret, label Focus, gotobutton focus, select, ret, label Select, gotobutton down, select これは前のものと同じですが、ラベル命令を利用しています。 キーやマウスに割り当てることだけでなく、 SendToModule コマ ンドを利用して fvwm から FvwmIconMan にアクションを送信 す ることもできます。 SendToModule を使う場合はコマンドを引用 符で囲まないでください。現在のバージョンの fvwm2 では、 バ グのため FvwmIconMan も引用符で囲んではいけません。 |
最初の例は、FvwmIconMan の最も単純な呼び出しの例で、一つの アイコンマネージャのみを定義し、それですべてのウィンドウを 管理します: ############################################################## # fvwm の初期化の際に起動されるべき任意のモジュールをロード ModulePath /usr/lib/X11/fvwm:/usr/bin/X11 Module FvwmIconMan # FvwmIconMan をタイトルバーなし、sticky とし、アイコンを指定 Style "Fvwm*" Icon toolbox.xpm,NoTitle,NoHandles,Sticky Style "FvwmIconMan" HandleWidth 5, Handles, BorderWidth 5 ############################################################## ############################################################## # このモジュールで使われる定義 *FvwmIconMan*nummanagers 1 *FvwmIconMan*resolution global *FvwmIconMan*background slategrey *FvwmIconMan*foreground white *FvwmIconMan*font 7x13 *FvwmIconMan*buttongeometry 100x0 *FvwmIconMan*managergeometry 1x0-0+0 次 の 例 は、私の個人的な設定です。これは 2 つのアイコンマ ネージャを定義し、一つは emacs 用、もう一つはそれ以外で ア イコンタイトルがないものを除いたすべてのウィンドウ用です。 現在のページのウィンドウのみが表示されます。 drawicons と shape オプションを使用する場合は、 fvwm と FvwmIconMan が それに対応してコンパイルされている必要があります。サイズ情 報 (geometry) と表示オプションはアイコンマネージャ毎に指定 され、その他はすべて共通であることに注意してください: Style "FvwmIconMan" NoTitle, Sticky, WindowListSkip, BorderWidth 0 Style "FvwmIconMan" HandleWidth 0 Key F8 A N SendToModule FvwmIconMan bif select Select, bif focus Focus, gotomanager 0, select, sendcommand WarpToWindow, ret, label Focus, gotobutton focus, select, sendcommand WarpToWindow, ret, label Select, gotobutton prev, select, sendcommand WarpToWindow Key F9 A N SendToModule FvwmIconMan bif select Select, bif focus Focus, gotomanager 0, select, sendcommand WarpToWindow, ret, label Focus, gotobutton focus, select, sendcommand WarpToWindow, ret, label Select, gotobutton next, select, sendcommand WarpToWindow *FvwmIconMan*numManagers 2 *FvwmIconMan*Resolution page *FvwmIconMan*background steelblue *FvwmIconMan*foreground white *FvwmIconMan*font 7x13 *FvwmIconMan*usewinlist true *FvwmIconMan*drawicons true |
*FvwmIconMan*shape |
||
true |
*FvwmIconMan*followfocus true |
*FvwmIconMan*sort |
||
true |
*FvwmIconMan*plainbutton up white steelblue *FvwmIconMan*1*title "Emacs windows" *FvwmIconMan*2*title "All windows" *FvwmIconMan*transient*geometry 194x100 |
*FvwmIconMan*action |
||
Mouse |
||
1 N sendcommand Iconify |
||
*FvwmIconMan*action |
||
Mouse |
||
2 N sendcommand WarpToWindow |
||
*FvwmIconMan*action |
||
Mouse |
||
3 N sendcommand "Module FvwmIdent FvwmIdent" |
||
*FvwmIconMan*action |
||
Key |
||
Left N gotobutton Left, select |
||
*FvwmIconMan*action |
||
Key |
||
Right N gotobutton Right, select |
||
*FvwmIconMan*action |
||
Key |
||
Up N gotobutton Up, select |
||
*FvwmIconMan*action |
||
Key |
||
Down N gotobutton Down, select |
||
*FvwmIconMan*action |
||
Key |
||
q N quit |
現在知るところ、一つバグがあります。これに対するよい解があ れば本当に感謝します。アインマネージャが上向き、または左向 きに伸びるよう設定されている場合、コンピュータによっては、 それは時として迷いこんでしまいます。 リソース名のないウィンドウを、それが本来されるほど上手くは 対応できません。 |
Brady Montz (bradym@cs.arizona.edu). |
以下の彼らに感謝します: |
David Berson (berson@cs.pitt.edu), |
|
Josh M. Osborne (stripes@va.pubnix.com, |
|
Bjorn Victor (victor@delial.docs.uu.se), |
|
Adam Rice (wysiwyg@glympton.airtime.co.uk). |