FvwmCpp − FVWM Cpp プリプロセッサ |
FvwmCpp は fvwm によって実行されるので、コマンドラインから の呼び出しでは動作しません。 |
このモジュールが呼び出されると、これは呼び出しのときに指定 されたファイルを /usr/lib/cpp による前処理を行い、その結果 のファイルを fvwm に読ませます。 |
FvwmCpp は、.fvwm2rc ファイル内に ’FvwmCpp’ 行を入れること で呼び出されます。それは、メニューから、またはマウス割り当 てから呼び出すこともできます。ユーザが彼の .fvwm2rc ファイ ル 全体を FvwmCpp で前処理したい場合、 fvwm を以下のように 呼びだす必要があります: fvwm2 -cmd "FvwmCpp .fvwm2rc" コマンドラインでいくつかのオプションを指定できます: |
-Cppopt option |
cpp プログラムにオプション option を渡します。不明 なオプションのような実際に必要でないものは自動的に 無視されます。 |
-Cppprog name |
"/usr/lib/cpp" を呼び出す代わりに fvwm は name を 呼び出します。 |
-outfile filename |
rc ファイルの前処理用の一時ファイルの、ランダムで 一意的な名前を作成する代わりに、このオプションで指 定した名前を生成される一時ファイルの名前とします。 |
-debug |
これは Cpp によって一時ファイルを作って 残 し ます。そのファイルは通常 "/tmp/fvwmrcXXXXXX" と いう名前になります。 |
FvwmCpp はプリプロセッサファイル内で使うためにいくつかの値 を定義しています: |
TWM_TYPE |
常に "fvwm" と設定される。 |
SERVERHOST |
X サーバが動いているマシン名。 |
CLIENTHOST |
fvwm が動いているマシン名。 |
HOSTNAME |
fvwm が動いているマシンのホスト名。通常 CLIENTHOST と同じ。 |
OSTYPE |
CLIENTHOST のオペレーティングシステム。 |
||
USER |
fvwm を動かしているユーザ名。 |
VERSION |
X11 のバージョン。 |
REVISION |
X11 のリビジョン番号。 |
VENDOR |
X サーバのベンダ名。 |
RELEASE |
X サーバのリリース番号。 |
WIDTH |
ピクセル単位のスクリーン横幅。 |
|||
HEIGHT |
ピクセル単位のスクリーン縦幅。 |
X_RESOLUTION |
思うに、水平方向のある長さ/ピクセルの数 |
Y_RESOLUTION |
思うに、垂直方向のある長さ/ピクセルの数 |
PLANES |
X サーバディスプレイの色平面の数。 |
BITS_PER_RGB |
各 rgb 三つ組のビット数。 |
CLASS |
X11 ビジュアルクラス (例えば PseudoColor)。 |
||
COLOR |
Yes ま たは No で、ディスプレイクラスが StaticGrey でも GreyScale でもない場合に Yes。 |
FVWM_VERSION |
fvwm バージョン番号 (例えば 2.0) |
OPTIONS |
コンパイル時に config.h で定義された SHAPE, XPM, NO_SAVEUNDERS, Cpp の組。 |
FVWMDIR |
コ ン パ イ ル時に決定される、デフォルトで fvwm が .fvwmrc とモジュールを探すディレクトリ。 |
#define TWM_TYPE fvwm #define SERVERHOST spx20 #define CLIENTHOST grumpy #define HOSTNAME grumpy #define OSTYPE SunOS #define USER nation #define HOME /local/homes/dsp/nation #define VERSION 11 #define REVISION 0 #define VENDOR HDS human designed systems, inc. (2.1.2-D) #define RELEASE 4 #define WIDTH 1280 #define HEIGHT 1024 #define X_RESOLUTION 3938 #define Y_RESOLUTION 3938 #define PLANES 8 #define BITS_PER_RGB 8 #define CLASS PseudoColor #define COLOR Yes #define FVWM_VERSION 2.0 pl 1 #define OPTIONS SHAPE XPM Cpp #define FVWMDIR /local/homes/dsp/nation/modules |
FvwmCpp は、ハードディスク上のビットのランダムな突然変異の 結果で、多分宇宙線か、またはその他そのようなものによる結果 でしょう。 |